紅しょうが

全国的に見て、紅しょうがはとんこつラーメンのトッピングの定番です。食欲を引き立てる赤色を加えるという目的があるほか、とんこつ独特のクセをサッパリとした味にするために入れたのが始まりと言います。

ただし、博多では紅しょうがを利用していないケースも少なくありません。博多っ子はとんこつの臭いが好きで、わざわざ臭みを消す理由がないからです。博多のとんこつラーメンが全国的になった頃から、紅しょうがを入れるケースが増えてきたと言われています。

もし博多っ子たちがとんこつラーメンに紅しょうがを入れるなら、替え玉のタイミングです。最初の1杯目はお店から出されたものを食べ、スープを残して替え玉を注文するときに味を変えるという人は少なくありません。まずはお店が作ったとんこつラーメンの味を楽しんで、2杯目で飽きないようにトッピングをします。だから、博多のラーメン屋さんでは初めから紅しょうがを入れず、テーブルの上に置いてあるケースもあるようです。

昭和初期に誕生した草創期の博多とんこつラーメンは、紅しょうがが入ってなかったという記録も残されています。もし本格派のとんこつラーメンを食べたいなら、紅しょうがを入れるタイミングを工夫するとよいでしょう。

きくらげ

きくらげも、とんこつラーメンの定番トッピングのイメージがあるかもしれません。博多の長浜とんこつラーメンが発祥というイメージをお持ちの方もいるようですが、実はきくらげトッピングの発祥は熊本ラーメンだそうです。同じとんこつラーメンですが、なぜ熊本ラーメンにきくらげがトッピングされるようになったのでしょうか。

熊本はきくらげの原産地です。ご当地ラーメンの傾向ですが、地元で採れた食材を使うことは珍しくありません。国内産のきくらげは多くありませんが、日本で多く作っているのは熊本です。博多風のとんこつラーメンと区別するため、熊本ラーメンにきくらげを入れるようになったのではないかと考えられています。

実際の味わいとしては、きくらげが入ることで食感がよくなるという意見もあります。するすると喉まで入っていく細麺のとんこつラーメンですが、その分、噛み応えという意味では弱いと感じる人もいるかもしれません。バリカタやハリガネで麺を茹でてもらおうと考える人もいると思いますが、きくらげをトッピングすることで食感を維持できるのです。

長浜ラーメン派からすると必要ないという意見も見受けられます。しかし、味にアクセントを付けたいなら、とんこつラーメンにきくらげを入れるのはポピュラーな選択肢のひとつでしょう。

ネギ

ネギは、博多とんこつラーメンのトッピングにおいて定番中の定番です。チャーシューすらトッピングされていないとんこつラーメンでさえ、ネギだけはトッピングに加えているケースが珍しくありません

トッピングに使うネギの種類も豊富です。博多万能ネギを入れるお店が多く見受けられます。地元産の小ネギですが、これを細かく刻んでとんこつラーメンにトッピングします。一方、ワケギのような太めの青ネギを使うお店も少なくありません。いずれにせよネギを加えることで、とんこつラーメンの臭いやコクに対するアクセントをつけているようです。愛知を中心に展開している博多ラーメン店でも、ラーメンのメニュー全てにネギを使用しています。(参考:愛知のとんこつラーメン|鶴亀堂

なお、博多万能ネギは1970年代後半に誕生しました。誕生以降、博多で採れたものを使いたいという考えから、福岡県内に限らず博多産のネギを使うお店も多いです。本場の味にこだわりたいなら、博多万能ネギを取り寄せているとんこつラーメンを提供するお店を探すとよいと思います。

お店によってはネギをたくさん盛ることもありますが、苦手な人は「ネギ抜き」と伝えたらネギなしで提供してくれます。ただし、ネギは博多とんこつラーメンの定番です。本場の味を楽しむならトッピングに加えてもらうのが、通ならではの楽しみ方でしょう。

とんこつラーメンのトッピング

いまや博多を代表する長浜ラーメンは、ドロドロとしたスープや細麺が特徴です。麺を食べ終わったらもう1玉注文できる、替え玉システムも人気となりました。そんな長浜ラーメンですが、麺やスープだけでなくトッピングにも魅力が隠されています。とんこつラーメンにはどんなトッピングが合うのでしょうか。

まずはネギです。何がなくとも、ネギだけはトッピングに入っているケースが少なくありません。地元で採れた博多万能ネギにこだわるお店から、ワケギのような太めの青ネギを使うお店までさまざまです。ただし、共通しているのはとんこつラーメンの風味にアクセントを加え、おいしく食べて欲しいという想いでしょう。ネギが苦手でなければぜひ食べてみてください。

きくらげが入っているイメージをお持ちの人もいるかもしれません。実は、長浜ラーメンにおいてはあまりポピュラーではないことをご存じでしょうか。同じとんこつスープでも、きくらげトッピングは熊本ラーメンが発祥です。ただし、とんこつラーメンに対してアクセント的に食感を楽しむことはできるため、もしトッピングに迷っているなら選択肢の一つになると思います。

また、紅しょうがも地元では変わったトッピングです。とんこつラーメンの臭みを消す役割ですが、博多っ子はとんこつの臭みを気にしない人が多く見受けられます。もし紅しょうがを入れるなら、替え玉をした2杯目で味変えのために頼むのがよいでしょう。

当サイトはとんこつラーメンのトッピングについてまとめました。こだわりが多いのが博多のとんこつラーメンですが、深みにハマると楽しくなるはずです。ぜひ、あなたの理想のトッピングを探してみましょう。